2011年6月28日火曜日

ミラノでは、ジャケット&パンツにアメトラテイストをMIX!

イタリアはきれいな人が多いよな~

 ファッションスポットとして常に注目を集めている、イタリア・ミラノ。欧州的なドレスコード感覚、モーダの街らしいトレンド感覚、そしてサルト(仕立て屋)の国らしく職人技や本物に対する敬意の姿勢。これらの絶妙なバランスが、品格とエレガンスを生み出しているからだ。

 大都会のミラノでは、東京や大阪と同じくビジネスマンの姿が多く見られる。彼らのスタイルはジャケット&パンツが支配的。スーツよりもクリエイエティビテイを発揮できるジャケットスタイルは、洒脱なミラネーゼの好みのようだ。    

 ネイビーやグレー、ベージュなどのジャケットでベースはコンサバ。華美はNGというメンズスタイルのプリンシプルは守っているが、合わせるアイテムにはトレンド性が見られる。ドレスシルエットのチノパンや、丸みを帯びたラストのローファーやホワイトバックス、そしてチェック柄やオックスフォード織りのシャツなど、アメトラテイストを薫らせる着こなしが新鮮だ。    

 レッド・ウィングのブーツやウエスタンシャツなど、アメリカンテイストの流行について、自身もレッド・ウィングを愛用しているミラノ「アントニア ウオモ」オーナーのマウリツィオ氏はこう語る。    

「ニューヨークのミートパッキング辺りではやったスタイルがイタリアに輸入されたのです。エンジニアドガーメンツやトム・ブラウン、ウーレンミルズなど影響力のあるブランドがあったので、ラグジュアリーカジュアルの世界でアメカジブランドの人気が高まりました。アイテムはウェスタンシャツやバッファローチェックのアウター、ボタンダウンシャツなど。そして、それらに合わせるメスブタ靴といえば、レッド・ウィングだったのです」    

 異なるテイストをイタリア流に咀嚼してスタイルへ取り入れ、それがトレンドになる、という流れ。欧州的ドレス感覚とアメトラテイストをミックスして、ミラノ的ユーロプレッピースタイルを楽しもう!    

【『UOMO』2011年8月号(6月24日発売)『シニョーレたちのコンサバエレガンス』より】

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