募金を設置しないと人もこない。
日本ヤバい。
・20日、募金箱設置など計画
東日本大震災の深刻な被害が次々と明らかになるにつれ、九州内でもさまざまなイベントが中止・延期となっている。列島全体が重苦しい雰囲気に包まれているが、日本三大ガールズ・コレクションの一つ「福岡アジアコレクション」は、予定通り今月20日の開催を決めた。主催者は「日々の経済活動をとめることなく復興を考え、支援につなげる機会にしたい」としており、会場に募金箱の設置なども計画している。
同コレクションは、福岡市をファッション産業の拠点にしようと平成21年にスタート。人気のブランドとモデルが参加することもあり、2回目の昨年は、約7300人が入場した。今回も押切もえさんや蛯原友里さんら人気モデルが参加。入場チケットも完売しており、昨年を超える入場者が見込まれている。
主催者の「福岡アジアファッション拠点推進会議」(会長、河部浩幸・福岡商工会議所会頭)は、地震発生直後から開催の是非を検討。開催自粛の声もあったが、被災地支援につなげようと開催を決めた。
事務局を務める福岡商議所の高比良拓児・経済部長は「日本全国でみんなが家に閉じこもっても元気がなくなり、被災地を支援することができなくなる。コレクションを開催し、参加者全員で復興を考える機会にしたい」と語る。
福岡アジアコレクションは福岡市博多区の福岡国際センターで20日午後1時から。開演前に来場者に向けて開催に踏み切った経緯を主催者が説明するほか、ショー出演者らによる募金や献血の呼びかけも計画。また、アジア各国の出演者からの被災地への激励メッセージも伝えられる。
一方、直前まで悩んだ末、中止を決断したイベントも。口蹄(こうてい)疫、鳥インフルエンザの被害に遭った宮崎県川南町は日本ラグビー協会の協力も得て、今月19日から「宮崎を元気にする!復興ラグビー祭」を予定していた。地元ラグビーチーム「川南クラブ」と、北海道や神奈川県など7実業団・クラブチームが集まるはずだったが、14日に中止を決めた。
川南町役場では「会場で募金を集めようという話もあったが、被害の全貌がはっきりしない段階ではふさわしくないとの結論に達した。残念だが、仕方ない」とする。
このほか、九州内では福岡県久留米市の「B級グルメの聖地(まち) 久留米で満喫 食の巡礼(たび)2011」(19~20日)や、福岡ゲーム産業振興機構の「ゲームフロンティアin福岡」(21日)などさまざまなイベントが中止または延期。クルーズ客船の博多港寄港も中止となった。
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